実績紹介/講演・セミナー

コミュニティマネジメントセミナー

かわさき市民活動センター

今回は、かわさき市民活動センターにて、ボランティア・市民活動団体のためのパワーアップセミナー『組織基盤強化』を担当いたしました。

多くのNPOや市民活動で中心的な課題としてあがるのは、
  • ・一緒に活動を支えてくれる担い手が育たない
  • ・メンバーのやる気がバラバラで、まとめるのが大変
  • ・代表、リーダーだけが頑張っていて孤独
といった、人や組織にまつわる問題です。

今回のセミナーでは、「リーダー1人の運営から抜け出し、強力な担い手・仲間と共にチームで運営していく組織」の作り方を学びました。

【1】入り口で温度をそろえる

NPO・市民活動・サークルの多くは、ボランタリーな人材によって構成されていますが、多くの団体に共通する悩みは、メンバーの温度差です。

理念共感の差、コミットメントの差、主体性やモチベーションの差、などメンバー間の温度差をどうするかが、大きなマネジメント課題です。

温度差の要因はさまざまですが、1つは「入り口のマネジメント」が不十分であることが挙げられます。「スタッフを希望してくれれば誰でも良い」とフィーリングや印象だけで仲間にしてしまうと、人材の多様性がどんどん広がり、後でマネジメントがとても大変になってしまうのです。

まずは、一緒に活動したいスタッフの要件をしっかり明文化することが大切です。
特に新しいスタッフに対して考慮すべき観点は、以下の3つです。

  • 1. やる気・優先度
  • 2. 提供可能時間
  • 3. スキル

まとめ

「やる気のある担い手で構成される組織・チーム」をつくるためには、「温度をそろえる」ことが重要です・ まずはしっかり「入り口をマネジメント」していきましょう。



【2】メンバーの報酬を把握する

ボランタリーな人材はお金を手にしない代わりに、お金以外の報酬を手にしています。
それは成長であったり、多様な人との出逢いであったり、仲間・つながり・居場所感だったり、さまざまです。

人をモチベートし、高い成果を上げてもらうには、その人の「動機づけ」(=お金以外の報酬)について理解をすることが重要になります。

  • ◎ なぜこの団体に関わっているのか?
  • ◎ 活動を通して得たいものは何なのか?
  • ◎ 何に喜びや充実を感じるのか?

以上を明確に意識するために「報酬ワーク」を行ないます。

自分も含む団体のメンバーが報酬に感じるものをポストイットに書き出しながら、模造紙を使って共有しました。

まとめ

スタッフの「動機づけ」を深く理解し、モチベーションへとつなげましょう。


【3】オーナーシップを開発する

続いて、メンバーがいかにオーナシップ(代表意識)を持って、団体や活動を「自分ごと」にできるかについて考えました。
そのためには、経営と目線を揃えるアプローチが重要であり、それによって主体性が開発されていきます。

以下の2つが重要なポイントです。
  • 1. 上流のプロセスから参画する
  • 2. 上位の目的を共有する (上位の目的:理念、ビジョン、ミッション)

そこでCRファクトリーが開発した「ドリームミーティング(通称:ドリミ)」というワークショッププログラムを、実際にデモセッションでみなさんにやっていただきました。

「ドリミ」は簡単に言うと、事業計画や年間計画を幹部だけでつくらずに、関わるメンバーみんなでつくっていくプロセスをデザインしたワークショップです。
上位の目的づくりに、上流のプロセスから関わること。それによってメンバーの目線とモチベーションは上がり、活動を自分ごとと捉えられるようになります。

リーダー(+幹部)で決めてしまうほうが効率が良いですが、できたものをおろすやり方では、一人ひとりのオーナーシップは開発されません。

まとめ

上位の目的、上流のプロセスにスタッフを丁寧に巻き込むことで、一人ひとりのコミットメントを引き出していきましょう。


【3】愛着・仲間意識を醸成する

最後のセッションは「愛着・仲間意識」です。
団体への愛着やスタッフ間の仲間意識は、人を持続的にモチベートするため、活動へのコミットメントが上がる重要な要因となります。

高いパフォーマンスを出すため、また活動の充実感を感じるために、メンバーの団体への愛着や仲間意識を醸成することは、強くあたたかい組織をつくる上で重要なマネジメント項目です。

具体的な施策としては、メンバー同士が相互理解できるようなワークショップの設計・実施であったり、年間計画の中にレジャーや合宿を入れ込むことです。

「この団体が大好き」「この仲間たちと一緒に活動しているのが楽しい」という人が多ければ、団体のパフォーマンスや推進力につながり、団体・活動が永続する源泉になります。

まとめ

愛着・仲間意識を、団体の仕組みの中で意図的に醸成させましょう。

セミナー参加者の感想
リーダーが全てを決めるのではなく、スタッフ一人一人がオーナー意識を持って活動に参加できる仕組み作りが重要だと思った。
漠然としていた手詰まり感がこれでよくなると実感できました。 次にやるべきことが分かって、感謝しています。すぐ活動に生かせるヒントをいただきました。
現在直面している問題の解決の糸口が得られた。 すぐに使える「ドリミ」のミーティングの仕方が参考になった。やってみたい。
生かせるヒントをいただき、ぜひ活用したいと思います。 ドリミ、非金銭的報酬、入り口のマネジメント、愛着と仲間意識。
ボランティア団体の組織強化は意外と難しいが、今回のセミナーはポイントをわかりやすく解説されていて、ワークも多くて、腑に落ちました。“気づき”がたくさんありました。

かわさき市民活動センターかわさき市民活動センター

http://www2.kawasaki-shiminkatsudo.or.jp/volunt/


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