2023年から、初夏と秋の頃、1年に2回のペースで開催している『コミュニティマネジメントの教科書』読書会。
NPO法人CRファクトリー代表の呉が著者として、自身の長きにわたる活動を通じて体得したコミュニティに関わるアレもコレもをまるっと詰め込んだ渾身の1冊は、今も日々さまざまな人の元へと渡っています。
読書会は、そんな『コミュニティマネジメントの教科書』を誰かと共に読んでみよう!という企画です。
このレポートでは、2024年5月〜6月に開催した第3期読書会について、参加者アンケートの声もご紹介しながら、その魅力をお伝えできたらと思っています。
それぞれの思いやストーリーをもって集まる読書会
今回レポートするのは2023年秋に開催された第2期読書会に参加し、この第3期読書会に運営メンバーとして参加した木村 聡子です。
私自身はCRファクトリーが開催したコミュニティに関するスペシャルトークイベントでこの教科書の存在を知りました。その後、読書会の告知を見つけて「コミュニティに関する本だから、人と一緒に読む方が面白いかも!」と直感的に思い、参加申込みボタンをポチッと。
その直感は当たっていて、オリエンテーションと4回の読書会の時間が本当に楽しく、本の内容はもちろん、読書会という場を通しての学びも多かったので、第3期に運営メンバーとして形を変えて参加することにしました。
今回の第3期の参加者アンケートでは「参加の動機・理由」として、
- 本を読むきっかけがほしかった
- 自分自身のコミュニティ運営に悩んでいた
- コミュニティについて体系的に学んでみたいと思った
- 自分の活動にいかしたいと思った
- 所属団体に運営側として関わるために学びたいと思った
- 本の理解をみんなで深めたいと思った などがあり、
参加者一人ひとりの中に読書会への参加を決めた思いやプロセスがあることが想像できます。そして、この同じ読書会への参加という1つのアクションの背景にあるそれぞれの思いこそが、読書会をより豊かで奥深い場にしてくれるのです。
出会い、対話、体験そのものをコミュニティとして味わってみる
そんなふうにして、偶然か必然か、第3期『コミュニティマネジメントの教科書』読書会という場に集まったみなさんの参加後の感想はというと、、、
「最も良かったこと・価値を感じたこと」として、
- 「やり方はある!」と言ってもらえたこと
- 著者の解説付きで本の内容を読み込むことができたこと
- 今後の運営のヒントが得られたこと
- コミュニティづくりの考え方・大切なこと・手法等を学べたこと など、
それぞれのニーズに応じた学びをしっかり受けとってくださっています。
そんな中、実は一番共通している「最も良かったこと・価値を感じたこと」の声は、
- 他の参加者の意見や考えが聞けたこと
- 参加者どうしで感想・アイデアを共有したり、悩みを相談できた ことなんです!
これは私自身も第2期読書会の参加者アンケートで感想として書いた記憶があり、参加された方の多くが読書会という現場そのものに良さや価値を感じてくださっているんだと改めて思いました。
期間は限られていますが、出会いから始まり、4回の読書会を通しての参加者間での対話、そこから改めて自分自身を見つめ直す機会にも、、、読書会そのものが1つの小さなコミュニティでもあるように感じます。
一人ひとりがそれぞれの思いやきっかけで集まって出会い、読書会という共通の目的をもった場でなされる対話の中にシェアされていく
ーー『コミュニティマネジメントの教科書』に書かれていたことが、自分ごとの体験として染み込んでくるーーそれがこの読書会の大きな魅力です。
私自身も運営チームとしての関わりを通して、参加者の時とは違う体験や学びを数多く得ることができました!
第3期読書会にご参加くださった方一人ひとり、一緒に運営チームとして活動できた第2期の読書会の仲間にも心から感謝してレポートを終えたいと思います。そして、ここまでお読みくださったあなたも、本当にありがとうございました!