講座概要
- 講座名:人とつながる・地域とつながる 〜より良い団体作りのためのヒント~
- 日時:2024年12月20日(金)13時30分~15時30分
- 会場:伊勢原市立 伊勢原シティプラザ
- 対象:伊勢原市社会福祉協議会登録団体
- 主催:伊勢原市社会福祉協議会
- 講師:間藤大輔(CRファクトリーコミュニティマネジメント認定インストラクター)
講師レポート
CRファクトリーコミュニティマネジメント認定インストラクターの間藤 大輔(まとう だいすけ)です。
伊勢原市社会福祉協議会様のご依頼で、登録団体研修会での講座を担当しました。
伊勢原市社会福祉協議会には現在120団体が登録されており、活動領域もボランティア団体、自治会の中のボランティア活動、高齢者サロン、子ども会、子ども食堂、動物保護、ボーイスカウト、ガールスカウトなど多岐にわたっています。活動している方々は、子どもに関わる団体では40~50代が多くなっているようですが、その他は仕事をリタイヤされた世代の方がほとんどとのことです。
登録団体の抱える課題としては、「高齢化していく中でどのように活動を続けていくか」「高齢化している中で次の代表を誰にするか」など、世代交代や人材育成の悩みを抱えています。団体をリードしている方々は、長年の経験から新しい意見は受け入れにくいことも危惧されます。
講座終了後には、「これならできるかも」「やってみたい」と前向きな気持ちになってもらえたり、講座の中のワークを持ち帰ってメンバーと一緒にやってみたいと思えるようなきっかけを提供することが今回の講座の目的になります。
そこで本講座では
・非営利組織の運営の難しさ
・コミュニティマネジメントの基本原則
・新たな仲間の巻き込み方
についてお伝えしました。仕事をリタイヤした世代を意識した事例や内容を取り入れながら講義を行いました。
また、講義の内容を踏まえ、参加者同士でグループワークも行いました。各グループでは、時間が足りないほど活発な対話が行われていました。
担い手が高齢化しつつある団体では、新たな仲間として「若い人」を漠然と想定しがちです。今回の講座では、それぞれの団体が求めている「若い人」とはどのような人なのか、またその人にどのような“非金銭的報酬”を提供できるのかを、参加者に具体的に考えていただきました。
その内容をもとにグループワークを行い、各グループからさまざまな意見が上がりました。
事務局には各グループの内容をまとめてもらい、すべてのグループの意見を共有しました。参加していないグループの内容を共有することで、グループワークでの気づきをさらに深めることができました。
漠然と不安に思っていたことも、グループワークを通じて「これならできるかも」と感じてもらえたのではないかと思います。今回の体験を、それぞれの所属団体のメンバーと共有できるように、CRファクトリー特製のワークシートをお土産として提供しました。
ご参加者の声
参加者アンケートでは以下のようなお声を頂きました。
- 今後の会運営にあたり、人の巻き込み方や愛着を持ってもらうことなどの参考になった。
- マンネリ化しているので新しい話が聞け前向きになりました。
- 今まで聞いたことがないことが聞けてよかったです。
- 団体関係者との交流は刺激的だった。ぜひまた機会がほしい。
- 「リーダー」だけが頑張るほど「サービス」になるという言葉が胸にささりました。相手に負担にならないような割り振り方コーディネートは難しいです。
- 他の団体の意見が聞くことができて良かった。
- グループの他の人の意見もうかがえて、自分の会を客体化して考えられた。
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