コラム「温度をそろえる面談」

こんにちは、代表の呉です。
「人と組織のマネジメント」での究極の課題は「温度差」です。
温度に差が出て、温度がズレると、チームとしてはとてもやりづらくなります。

ここで言う「温度」とは、「やる気」だったり、「コミットメント」だったり、
「主体性」だったり、「時間」だったり。
みんな「やる気」があって、「コミットメント」高くて、「主体性」高く働き
掛け合っていて、多くの「時間」を費やし合っていたのに、時間の経過と共に
それがずれてくる。。。

そもそも温度を揃えた状態でスタートするためには、堅苦しく言うと
「採用の仕方」が大事であり、そのときのすり合わせはかなり重要になります。
そして入ってからは、日々の「ミーティング」が温度を揃える意味で大事ですし、
「集合的な研修やワークショップ」、そして「レジャー的な社内イベント」など
が大事です。飲み会も大事ですね。

そして今回取り上げて光を当てたいのが「面談」です。
人事的な施策としては最もコストのかかる施策です。
上記の「ミーティング」「集合研修」「社内イベント(飲み会含む)」が
一対多の打ち手なのに対して、面談は一対一の打ち手です。コスト(時間)が
とってもかかるわけです。

しかし、ある程度調子の良いチームや個人の場合には集合的な打ち手が(の方が)
有効なのですが、調子を崩したチームや個人の場合には個別な打ち手の方が
有効なことが多いです。
ある程度の水準を越えて調子が悪くなってしまったときには、どんなに集合的な
打ち手を打っても、なかなかギアを噛みあわせて温度を揃えることは経験的に
難しいと感じています。

いろいろな団体を調査してみても、面談を制度化しているところもあれば、
状況に応じてやっているところもあるし、ほとんどやっていないところも
あります。

面談はとってもコストのかかる施策なので気持ち的には避けがちになります。
それを制度としてやる、なんてとても覚悟のいることです。

でもやっぱり個別面談はとても効果が大きい。
お互いの関わり方が確認できて、また気持ちよく一緒にやっていくことができる。
温度も上がる。

「面談」をどう仕組みや制度として団体内の人事施策に組み込んでいくか。
ぜひご一考ください。

※「面談」というと堅苦しいですが「お茶」「ランチ」で良いと思います。

(代表 呉哲煥)

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