コラム「新たな仲間を迎える時に心がけたい3つのこと」

新しい年度が始まり、4月も中旬になりましたね。
皆さんの団体、職場、学校、コミュニティにも、
新たな人が加入してきたでしょうか。

CRファクトリーもインターンスタッフを数名迎えることになりました。
新しい仲間とともに、これから何を生み出していけるか。
ちょっと考えるだけでも、とてもワクワクします。
そんな自分に少し手綱を引く意味も込めて、
新たな仲間を迎える時に心がけたいことを考えてみました。

(1)相互理解の高いチームになる
(2)人も組織も一緒に成長する
(3)主体的な姿勢から成果を生む

(1)相互理解の高いチームになる
人は「何をやるか」と同様に「誰とやるか」に動かされます。
忙しい時や踏ん張り時に、「この仲間のために」という気持ちが
手足を動かしてくれる場面も珍しくないはずです。
そうしたエネルギーを引き出すためには、
ひとりの人間としての相互理解が築かれていることが大切になります。
好き嫌い、考え方の背景、モチベーションの源泉、今までの経験、などなど。
ちょっと深い、大切なことを対話で共有する機会を持ちましょう。

さらに新加入した側の目線に立てば、
新たな組織がどんな場なのか、どんな人が関わっているのか、
やはり気になりますし、既存メンバーの想像よりもかなり不安に思うでしょう。
CRファクトリーでは相互理解を目的とした
「インターン入社式」という内部セレモニーを行いました。
「ここぞ」という時に信頼をベースとした強い結束力を発揮できるような、
相互理解の高いチームになることを心がけたいものです。

(2)人も組織も一緒に成長する
何をするにせよ、真剣に取り組む姿勢さえあれば、
人としての成長を得て、必要なスキルも身につくものだと感じています。
とは言え、自身の成長はなかなか自分だけでは自覚しにくいものでもあります。
節目節目で振り返りを行い、経験から得た影響や変化を改めて考える機会が必要です。
この時、周囲の視点からのフィードバックがとても重要です。
それによって自信が深まり、次に必要なステップも見えてきます。
振り返りの場を定期的に持つだけでも、成長支援の仕組みになるでしょう。

そしてスタッフの成長を支援する仕組みを持つことは、
ひとりひとりにとってだけではなく、組織自身にとっても非常に重要です。
「どうしたら人が成長し、力を発揮できるか」ということに取り組み、
学習し続けることで、共同体として成熟していくことになります。

関わる人が成長することは、組織の総合力を高めることに直結しています。

(3)主体的な姿勢から成果を生む
多様なスタッフが関わるCRファクトリーでは常に、
「人と組織がWin-Winであること」を念頭に置いています。
言われたことをやらされているだけ、ということにならないように。
なあなあになって組織の理念・成果達成が置き去りにならないように。

スタッフが組織の方向性に共感していて、
組織はスタッフに信頼して任せることができていて、
お互いに得るものがある(Win-Win)という状態を保とうとしています。

そうした関係性を築き、
ひとりひとりが主体的な姿勢での「やりたいこと」が
そのまま組織としての成果につながることがベストだと考えているからです。

いかに相互理解をつくり、一緒に成長し、主体的に取り組み成果を出すか。
人も組織も変わり続けていく中で常に向き合うことになる、
永遠のテーマと言えるかもしれません。
だからこそ仲間とともに何かをすることは面白い。そう感じています。

(コンサルタント 五井渕 利明)

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