
※コミュニティ・ラボ会員限定/各回参加無料(ただいま、新規入会お試しキャンペーン中です!)
NPOや市民活動の現場には、困難な問題に直面している人や困っている人の助けとなり、社会問題の解決につながる素晴らしい活動がたくさんあります。地域やテーマの中で確かな「価値」を生み出し、社会を支える重要なインフラ(社会基盤)になっています。
しかし、現場での活動に熱い想いを注ぐ一方で、いざ「お金」や「経営」「財務」の話になると、少し不得意だったり、どうしても苦手意識を感じてしまう・・・という方も多いのではないでしょうか。
そもそも、ソーシャルセクターの活動は、支援を必要とする当事者から直接お金をいただくことが難しいケースも多く、事業を「収益化」すること自体に構造的な難しさがあります。どんなに「良い活動」をして社会的な価値を生み出していても、それがそのまま売上や利益に直結するわけではありません。その結果、経済面・財政面で苦しい思いをしている団体が数多く存在しているのが現実です。
だからといって、「お金は二の次でいい」わけでもありません。。。
もちろん、株式会社などの民間企業のように、売上や利益を上げることを最上位の目的に置く必要はありません。しかし、私たちがビジョンやミッションに向かって、スタッフと共に「イキイキと」「気持ち良く」「安定的」に活動を進めていくためには、やはり活動の血液となるお金・資金の循環がどうしても必要なのです。
この講座は、NPO・市民活動の運営者が「財務」への苦手意識を紐解き、少しだけ強くなるための時間です。利益至上主義ではなく、かといって自己犠牲でもない。一番大切なミッションの実現を目指しながら、”ほどよく”お金や財務を回していくための考え方とスキルをお伝えします。
現場の「想い」と、経営の「数字」。
その両輪を回し、これからの活動をもっと豊かにしていくための第一歩を、一緒に踏み出してみませんか?
こんな方におすすめです
- 現場で「価値」をつくるのは得意だが「経営」や「財務」には苦手意識がある方
- 良い活動をしているのに収益に結びつきづらいという構造的な悩みを抱えている方
- お金を稼ぐことが一番の目的ではないが、安定した資金は必要だと感じている方
- スタッフと共にいきいきと気持ち良く活動を続けていきたい代表者・運営メンバー
全3回のカリキュラム
【第1回】 収入の地図を描く 〜「収益ポートフォリオ(割合・組合せ)」の再設計〜
活動のエンジンとなる「収入の地図」を紐解きます。まずは自団体の4つの財布(寄付・会費、助成金、委託事業、自主事業)の現状を「金額」と「%」で棚卸し。個人・グループワークを通じて「来年度はどんな割合にしていきたいか」を構想し、意図的に収益を設計していく視点を養います。
【第2回】 財務構造を知り、利益をデザインする 〜「費用」と「利益」を”率”で考える〜
「NPOは利益(黒字)を出してはいけない」という思い込みを手放し、団体の基礎体力づくりに踏み込みます。売上に対する「原価率」「粗利率」「管理費率」「純利益率」の4つの”率”を設定することで、うまく費用をコントロールし、しっかりと利益が出る健やかな財務体質へとアップデートする感覚を身につけます。
【第3回】 団体の意思を数字に込め、経営の羅針盤をつくる 〜未来を描き、現実を動かす「予算」と「予実管理」〜
第1回・2回の学びを総動員し、1年間の活動をナビゲートする「羅針盤」をつくります。「利益が出る事業」と「利益を見込まない事業」を棲み分け、想いを乗せた予算を策定。「売上」や「費用」の適切な見積もり術や、「月末の現預金残高(キャッシュフロー)」のモニタリングなど、「予実管理」の実践手法をマスターします。
開催概要
■日程:
第1回:2026年3月25日(水)20:30-22:00
第2回:2026年4月29日(水・祝)20:30-22:00
第3回:2026年5月27日(水)20:30-22:00
(※全3回連続でのご受講をおすすめしますが、単発でのご参加も可能です)
■開催方法: Zoom開催
■参加費: 無料(「コミュニティ・ラボ」会員限定)
■定員: 20名(先着順)
■講師: NPO法人CRファクトリー代表 呉 哲煥(ご てつあき)
■主催: CRファクトリー「コミュニティ・ラボ」
「ほどよい」お金・財務のスキルを身につけて、よりイキイキと楽しく安定した運営を実現してください。皆さまのご参加をお待ちしております!
各カリキュラムの詳細
【第1回】
収入の地図を描く
〜「収益ポートフォリオ(割合・組合せ)」の再設計〜
「毎年、取れそうな助成金に追われている」
「特定の事業や寄付に収入を依存していて、少し不安……」
NPOや市民活動を続けていく中で、そんなふうに「活動の収入源」について悩むことはありませんか?
第1回では、活動のエンジンとなる「収入の地図」を紐解き、安定的な運営基盤をつくるための「収益ポートフォリオ(割合・組合せ)」について考えます。
NPOの主な収益源である「寄付・会費」「助成金」「委託事業」「自主事業」。これらにはそれぞれ全く異なる性質やメリット・デメリットがあります。まずは自団体の数字(金額・%)を具体的に棚卸しし、「今の私たちの収益バランス」を客観的に把握することからスタートします。
現状が見えたら、次は未来に向けた再設計です。
「来年度は、共感でつながる寄付の割合を〇%に増やしたい」
「特定の助成金への依存度を下げて、自主事業を育てていこう」
CRファクトリーオリジナルの「収益ポートフォリオテンプレート(雛型)」を活用して、自分たちの団体にとっての「理想のポートフォリオ」を描き出します。他の団体の事例や視点に触れることで、新しい気づきも得られるでしょう。
行き当たりばったりでお金を集めるのではなく、意図的に収益の割合・組合せを設計していく視点を持つこと。それが、大切な活動を継続していくための力強い第一歩になります。一緒に、未来へ向けた「収入の地図」を描きましょう。
■ 第1回の主な内容(予定)
- NPOの4つの財布(寄付・会費、助成金、委託事業、自主事業)の性質を知る
- 自団体の収益ポートフォリオ(金額・%)の現状を棚卸しする
- 来年度・今後の理想の「収益ポートフォリオ(割合・組合せ)」を構想する
- 意図的に収益を設計し、生み出していくための考え方を深める
【第2回】
財務構造を知り、利益をデザインする
〜「費用」と「利益」を”率”で考える〜
「NPOだから、利益(黒字)を出してはいけないのでは?」
「助成事業や委託事業をやればやるほど忙しいのに、なぜか手元にお金が残らない……」
そんなジレンマを抱えていませんか?
第2回では、団体の「体質改善」に踏み込み、持続可能な活動の基盤となる「利益のつくり方」を学びます。
NPOや市民活動において、利益(儲け)は「目的」ではありません。しかし、様々な状況や事態に備え、未来の新しい活動に投資し、何よりスタッフが疲弊せずに活動し続けるためには、適切な利益をしっかり残すことが不可欠です。
この回でカギとなるのは、金額の大きさではなく「率(%)」で数字を捉える視点です。
事業の売上に対して、
- 活動を届けるための「原価率」
- 団体全体を支える源泉となる「粗利率」
- 組織のバックオフィスを維持するための「管理費率」
- 未来の活動へつなぐための「純利益率」
これら4つの”率”を意図的に設定することで、どんぶり勘定から抜け出すことができます。ただ「節約しよう」と我慢するのではなく、「ここまで費用をかけても大丈夫」「この事業ではこれくらい利益を確保しよう」という、うまく費用をコントロールする意識・考え方・感覚(財務センス)を養いましょう。
「活動すればするほど、ちゃんと利益が残り、団体が強くなる」。そんな安心で健やかな財務体質へとアップデートしていくための、実践的なヒントをお伝えします。
■ 第2回の主な内容(予定)
- NPOが利益を出すことの大切さ
- どんぶり勘定を卒業する!4つの率(原価率・粗利率・管理費率・純利益率)の基本と設定方法
- “率”をコントロールして、意図的に利益を創出する考え方と感覚を養う
- しっかりと利益が出る「健やかな財務体質」へ移行するためのステップ
【第3回】
団体の意思を数字に込め、経営の羅針盤をつくる
〜未来を描き、現実を動かす「予算」と「予実管理」〜
「予算を立てても、いつもその通りにいかなくて結局見なくなる」
「月末に通帳の残高を見て、『今月もなんとか乗り切った…』とハラハラしている」
そんな「行き当たりばったりの運営」から抜け出すための最終回です。第1回・第2回で学んだ「収入の組合せ」と「利益の率」の考え方を総動員し、1年間の活動を安全にナビゲートする「羅針盤」をつくります。
予算は、単なる前年のコピーや数字の羅列ではありません。
「この事業はしっかり利益を出して、団体全体の屋台骨にする」
「この事業は利益が出にくくても、私たちのミッションのために絶対にやる」
このように、事業ごとの役割(棲み分け)を明確にし、第2回で学んだ原価率や粗利率を当てはめて「利益をデザイン」していく、まさに「経営の意思」そのものです。
さらに、作った予算を「絵に描いた餅」にしないための「予実管理(予算と実績のモニタリング)」も重要です。計画に対して各種利益がどう推移しているか(上振れ・下振れの動向)を毎月把握し、活動の命綱である「月末の現預金残高(キャッシュフロー)」にしっかり目配りをする習慣を身につけましょう。
「お金が足りなくなってから焦る」「お金・財務のところがいつも不安だ」という状態を卒業し、先手先手で未来を動かしていくための、実践的なマネジメント手法をマスターしましょう。
■ 第3回の主な内容(予定)
- 「想い」を数字に翻訳する、予算作成の基本とポイント
- 事業の役割を分ける!「利益が出る事業」と「利益を見込まない事業」の棲み分け
- 【実践】各事業の原価率・粗利率を設定し「利益をデザイン」した予算づくり
- やりっぱなしを防ぐ「予実管理」と、上振れ・下振れ動向の把握
- 活動の命綱! 月末の現預金残高(キャッシュフロー)をモニタリングする
講師プロフィール
◆呉 哲煥(ご てつあき)
NPO法人CRファクトリー 代表理事
「すべての人が居場所と仲間を持って心豊かに生きる社会」の実現を使命に、NPO・市民活動・サークル向けのマネジメント支援サービスを多数提供。コミュニティマネジメント塾主宰。血縁・地縁・社縁などコミュニティとつながりが希薄化した現代日本社会に対して、新しいコミュニティのあり方を研究し、挑戦を続けている。これまでに神奈川県箱根町をはじめ、東京都大田区、新潟県魚沼市など、多数の自治体で担い手育成講座の講師を務める。
【主催・お問い合わせ】
NPO法人CRファクトリー「コミュニティ・ラボ」事務局
crsalon@crfactory.com





