【出張講座レポート】埼玉県八潮市様「やしおコミュニティ未来塾」~地域で心地よいつながりをつくろう・育てよう~

埼玉県八潮市 市民協働推進課様よりご依頼を受けて、全3回の連続講座を実施しました。

講座概要

講座名:やしおコミュニティ未来塾~地域で心地よいつながりをつくろう・育てよう~
日時:2022年2月5日・2月19日・3月12日(全3回)
会場:やしお生涯楽習館(リアル開催)
講師:松村大地(CRファクトリーコミュニティマネジメント認定インストラクター)
参加人数:13名
主催:八潮市 市民活力推進部 市民協働推進課

八潮市では、市民活動の現状として「担い手がいない」「市民団体の代表や役員の負担が大きい」「転入者の地域のつながりが薄い」ことなどが挙げれ、地域課題に気づき活動していく新たな実践者の発掘が課題として挙がっていました。
この課題解決に向けて、中間支援のコーディネーターでもある認定インストラクターの松村大地が講師を担当しました。

今回の講座のねらいは大きく3つ。
①これまでの地縁や社縁、血縁とは違うコミュニティやつながりを捉え直すこと
②一人一人が輝くコミュニティ運営のノウハウを学ぶこと
③この講座で繋がりが生まれ、八潮の市民活動の底上げにつながること

1日目は、データからつながりやコミュニティの重要性を学びました。
社会構造の変化に加え、コロナ禍におけるつながりを捉え直しつつ、なぜ今コミュニティが必要なのか。求められているのかの理解を深めました。

2日目にはグループワークを交えつつ、イベント運営の具体的な進め方やポイントを知り、チームビルディングの大切さを学びました。

そして3日目は、コミュニティ運営のノウハウを学び、お金ではない報酬について自らの考えに向き合いつつ、参加者同士でその価値観について共有していきました。

ご参加者の声

参加者のみなさんからは、会場やアンケートで以下のような感想を頂きました。

  •  イベントでのチームビルディングの重要性と関係づくりから始める大切さ。グループワークが楽しかった。
  • 頭の中で考えることが多かったが、今回のようにワークをやって書き出すことで、やるべきこと手順が明確になっていくと思った。
  • 活動組織をいかに維持・発展していくかについて参考になった。
  • イベントを開催するうえで重要なことを学べたこと(集客の方法や当日の運営方法など)
  • グループワークで皆様とつながることができ、大変助かりました。

ご担当者の声

近年、コミュニティのあり方は多様化しており、SNS等の「顔の見えないつながり」が急速に発展している一方で、町会・自治会や近所づきあい等の「顔の見えるつながり」は希薄になりつつあります。
今回の講座は、コミュニティづくりに興味関心のある方をはじめ、市民活動を実践している方や町会自治会の役員、コミュニティ協議会委員など様々な立場の方の参加がありました。これから活動を考えている方も、日頃の活動の中で課題を感じていた方も、グループディスカッション等のワークを通して、各々の中で漠然と抱えていた不安や悩みが明確となり、とても良い学びの場となったと感じております。
本講座で得た新たな学びや気づき、本講座をきっかけに生まれた受講者間の交流は、本市の地域コミュニティの活性化につながるものと考えています。
(八潮市 市民活力推進部 市民協働推進課 ご担当者様より)

講師からのひと言

コロナ禍における市民活動において、それまで当たり前に行なっていた活動ができない状況が現在も続いている団体が多くあります。
八潮市においてもそれは例外ではありませんでしたが、この連続講座を受講された方々は講座を通じて交流が生まれコラボレーションの話があちこちで盛り上がっていました。
今こそ、コミュニティを学ぶ機会が市民活動を再始動させるのろしとなる、そんな可能性を感じることができました。

出張講座・研修に関するお問い合わせ

CRファクトリーでは、NPO、地域の市民活動、サークルのリーダー向けの出張講座・セミナーおよびセミナーのカスタマイズも取り扱っております。オンラインでの開催もぜひご相談ください。詳しくは問合せフォームよりお問合せください。

 お問い合わせフォーム

シェアする

フォローする