体験型観光プログラム「えひめいやしの南予博」では複数の住民グループが主体となりましたが、そのグループが地域の市民活動・コミュニティとして持続性を高めるための、組織基盤強化が支援事業の目的です。
全3回のセミナーとして、以下の内容をみなさんに学んでいただきました。
第1回「愛されるコミュニティをつくる」
第2回「新たな仲間の巻き込み方/主体的な担い手の育成」
第3回「みんなで運営する組織になるためのミーティング運営と年間計画づくり」
そもそも、なぜ地域社会においてコミュニティが重要なのか、ということについて考えるところからスタートしました。観光を通して地域外の人がたくさん来訪することももちろん大切ですが、その事業を主体として担う住民の方々のあたたかい関係性を築いていくことに目を向けていただきました。
その上で第1回では、みんなが自分らしくコミュニティ活動を継続できる「多様な関わり方のデザイン」、モチベーション高く活動できる「お金ではない報酬」についての考え方をお伝えしました。
第2回では、さらに「人」のことについて考察を深めました。
「うまく人を巻き込めない」という課題はどこの団体でも共通で、「新たな仲間の巻き込み方」というテーマにはみなさん熱が入っていました。
「主体的な担い手の育成」というテーマでは、「ドリームミーティング」の手法を使って、ひとつの活動を題材として実際に年間計画のアイディア出しを行いました。
このワークを講座に取り入れると場が盛り上がり、さらに具体的な案を持ち帰ることができますね。
第3回では、具体的なミーティング運営と年間計画づくりについてのノウハウをお伝えしました。ミーティング運営を改善することがマネジメントの「地力」を高めてくれて、
年間計画に力を入れることでコンスタントで継続的な活動ができるようになります。
NPO法人八幡浜元気プロジェクトのみなさんからは、毎年のようにセミナーを依頼いただいています。
かなり手広い中間支援事業、人材育成の支援のほか、道の駅運営、食からの地域貢献の仕掛け、毎年のお祭り、などに取り組んでいます。
今後もコミュニティ・市民活動支援の良きパートナーとして手を組んでいきたいですね。
全国に活気のある活動を増やしていくことは私たちの使命です。
全国各地の自治体関係者のみなさま、NPO・市民活動の中間支援組織のみなさまは、ぜひお声掛けください。