鎌ケ谷市「地域づくりコーディネーター養成講座」

鎌ケ谷市では、協働推進プランに基づいて、地域における市民活動の団体や人をつなぐ「コーディネーター」の養成に取り組んできました。2016年度からは、より専門的なノウハウを導入した講座運営を、ということでCRファクトリーに依頼をいただき、2017年度以降も継続しています。
基礎編全5回、応用編全5回という、かなりのボリュームの講座でしたが、「つなぐ」ことにモチベーションを燃やす約30名の参加者が集まりました。

【基礎編】
第1回「協働・地域づくりの価値を知る/コーディネーター仲間との出会い」
第2回「人と人をつなげる対話ファシリテーション術」
第3回「鎌ケ谷市の地域資源と可能性を考える/活動の目標設定」
第4回「地域をつなぐイベントのつくり方・運営方法」
第5回「学び・気づきの振り返り/これからのアクション」

【応用編】
第1回「基礎編のおさらい/コーディネーター仲間との出会い」
第2回「団体の課題を解決し次につなげるコーディネートの実践」
第3回「新たな仲間を巻き込んで次代の担い手を育てる」
第4回「効果的なミーティング運営/ワクワクする年間計画づくり」
第5回「学び・気づきの振り返り/これからのアクション」

コーディネーターと一口に言っても、なかなか実態はイメージしにくいもの。毎回、それぞれの活動や悩みを共有しながら、少しずつやりたいこと・求められることを具体的に実現していくためにステップアップしていきました。
回を追うごとにみなさんの「思いをアウトプットする力」「対話でつながる力」が伸びていき、コラボレーションの種が生まれていったことが印象的です。

一番の成果は、受講生を中心メンバーとして、民間の中間支援団体が立ち上がったことです。その名も「鎌ケ谷マネジメントラボ」。すでに様々な団体のファシリテーション支援や、コラボイベントの媒介となる活躍を始めています。
・地域の課題解決を加速させる
・市民の主体的な社会参加を促進する
・市民活動の主体となる団体間の関係性を築く
こうした協働のミッションを推進するために、自ら地域のバイプレイヤーを買って出る、民間の中間支援団体・コーディネーター集団の存在はとても重要です。
今後も、鎌ケ谷マネジメントラボをパートナーとして、地域の協働・コーディネート力を高める学び・きっかけを得られる場の運営を継続していきます。

【受講者の声】
「鎌ヶ谷が少しでも住みやすい街になってほしい。そんな思いから、市民活動には関心がありましたが、自分の出番はないなと思っていました。講座を受け終わって気がついたら、一緒に動く仲間ができていました。活動の輪の中に自然に入っていました。鎌ヶ谷を少しでも住みよくできそうです。」

「私は鎌ヶ谷市に20年以上住んでいるのですが、地元のことをほとんど知りませんでした。この講座を受講して、幅広い世代の受講生の方々と話し合ったりすることで、沢山の気付きや学びがあり、自分が住んでいる地域のことをもっと知りたいと思うようになりました。また、講座の内容は、講師の方のお話を聞くだけでなく、受講生同士で話し合う時間が多くとられているので、眠くなりにくく、楽しみながら受講することができました。」

「わかりやすさとともに、実践的な内容にも踏み込んでいたと感じます。”コーディネーター”は”人と人をつなげるパイプ役”の”能力”だと考えております。他人や団体と関わると、複数の関係が生まれ、大なり小なり問題が発生してくるものです。解決するために、問題点を見える形にした後で、納得する方法で実際に動くことが望ましいと思います。そのような問題解決に共通する要素、これを”コーディネーター”は自分の能力として意識できると感じました。将来自分なりの地域づくりに貢献できればと考えております。」

行政・中間支援団体の方へ

地域のNPO、市民活動、サークルのリーダー向けの出張セミナーおよびセミナーのカスタマイズも取り扱っております。詳しくは問合せフォームよりお問合せください。

その他の実績をみる

お問い合わせフォーム