長野県の茅野市市民活動センター ゆいわーく様よりご依頼を受けて、「つながる仲間づくり講座」(全2回)を実施しました。
講座概要
講座名:つながる仲間づくり講座
第1回: 組織づくりの基本の『き』 第2回: 仲間づくりのいろは
日時:2022年3月15日(火)、3月19日(土)13:30~16:30
会場:Zoomによるフルオンライン形式
講師:呉哲煥、高橋葉子(CRファクトリーコミュニティマネジメント認定インストラクター)
参加人数:のべ25名
主催:茅野市市民活動センター ゆいわーく
講師レポート
CRファクトリーコミュニティマネジメント認定インストラクターの高橋葉子です。
長野県茅野(ちの)市は人口約5万6千人、八ヶ岳や南アルプスを見渡す高原都市。
今回の講座を主催する「茅野市市民活動センター ゆいわーく茅野」は、「であう つながる 創造する」をキーワードに、様々な分野の市民活動の創出とそれらの連携を図り、まちの元気を創り出す、まちづくりの拠点施設です。
茅野市における市民活動の現在の課題としては、団体メンバーの高齢化や固定化、後継者がいない、運営が一部のメンバーに偏ってしまう等が挙げられるとのこと。
メンバー不足の解消やメンバーが楽しくやりがいを持って活動できることで、活動の継続・拡がりにつながることが求められています。
そこで今回は、組織体制や仕組みづくり、参加者から参画者へとステージをあげるための工夫やコツなどを2回連続講座で学びあいました。
実は当初リアル開催の予定だったのですが、長野県の感染警戒レベルが上がり対面での講座開催ができなくなり、急遽オンライン講座へと切り替わることに。
ご参加者は高齢の方やオンラインに慣れていない方も多いとのことでしたが、いざ始まってみれば心配の必要もなく、皆さん慣れないながらもとても熱心に参加されて、グループでの意見交換も活発に交わされ、3時間があっという間!
講義をふまえてワークで深めていくなかで、皆さんの「こんなことできそう!」「やってみたい」という気持ちが湧いてきた時の嬉しそうな表情がとても印象的でした。
長く活動されている方々は、もうすでに様々な施策に取り組んでいらっしゃると思います。講座では、これまでやってきたことを整理したり、やれたことを認める機会にもなればいいな、と思っています。そして「やってみたい!」という思いを実現するために、「コミュ二ティマネジメント」の考え方や使える工夫・コツをどんどん現場で活用していただけたら嬉しいです。
ご参加者の声
参加者の皆さんからは、アンケートで以下のようなお声を頂きました。
●今後の活動の中で生かせそうなこと
- 居心地の良い団体に皆で努力しなければ、活動自体も良い方向に進んでいかない。
- 代表だけで会を回していくのではなく、出来るだけ皆を巻き込んで、主体性を養っていく。
- リーダーとしての素質について大変参考になった。
- 会を進めていくのに、まず自分が楽しくなくては。
- 会員の負担を増やすまいとつい代表である自分が面倒くさいことをやって来てしまっていますが、会員の方々を信頼して任せる事の大切さを感じました。
- 全体的に話し合いを持つのではなく、グループ(少人数)での対話の時間を持つ。
- 団体のメンバーに愛着を持ってもらうことの大切さを知った。また、愛着を持ってもらうために自己紹介や茶話会、懇親会等のメンバー同士が話の出来る機会を作っていきたいと思う。
●感想
- 自分を振り返ることが出来ました。胸に落ちることばかりで、参考になりました。(出来るところからと思います)
- Zoomに慣れずにスタッフさんに助けていただきました。ありがとうございました。思っていた以上に親近感があることに喜びを感じました。
- Zoom講座でしたが、自分の意見を言う機会が多くあって参加しているという感じがあってよかった。
- 3時間と長丁場だったが、グループワークや休憩もあったおかげであまり時間を感じず集中して講座を受けられた。
- 「団体・組織の中で生じる現象」が、まさにここ1,2年、事務局を受け持っている団体の中で起こっていて、自分だけではないんだなと少し安心したところがありました。コロナが終息して地区の人とじっくり顔を併せられるようになったら、良い方向に行くのではないかと希望が持てました。
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