令和4年度かながわボランタリー団体成長支援事業キックオフギャザリング

2022年7月16日（土）に神奈川県民活動サポートセンターにて、「令和4年度かながわボランタリー団体成長支援事業」のキックオフギャザリング（集合研修）が開催されました。
当日は主に神奈川県で活動されている15団体・22名の方が参加されました。

はじめに、CRファクトリー代表の呉より、プログラムの全体像の説明がありました。
本プログラムの大きなねらいは大きく2つあります。

　1.団体の組織基盤の強化・組織運営の質の向上
　2.団体同士の学び合い・磨き合いのネットワークを創ること

本プログラムが終了した後も、神奈川県内のみなさんで、相談し合えるコミュニティを築いていってほしいという想いがあることが話されました。

団体紹介

次に、団体紹介。本プログラムに参加するすべての団体が前に出て、どんなビジョンを持ち、どんな活動をしているのかを団体ごとに紹介していただきました。紹介される団体の活動をみなさん熱心に聞き、メモをとられていました。志高く、尊い活動をされているみなさんの想いと情熱に心が熱くなりました。

相互理解ワーク

全ての団体紹介が終わったあとは、参加者全員で相互理解ワーク。
はじめは「好きなものトーク」で、9つの自分の好きなものを3〜4人のグループに別れて、紹介するワークを2回行いました。

自分と共通の「好き」を見つけたり、少しマニアックな「好き」が共有されて相手への理解が深まったり。この場で初めて会われた方がほとんどだったと思いますが、とても盛り上がっていました。

参加された方からは、「話すって楽しい。直接お話すると、さっき団体紹介していた印象と違って、人間ぽさが出ていて、喋れば喋るほど、楽しい！」「オンラインでも楽しくできそう！ヒントをもらえた」などの感想があがっていました。

コミュニティキャピタル診断の読み解き会

午後は「コミュニティキャピタル診断」の読み解き会からスタートしました。コミュニティキャピタル診断は「NPOの組織・コミュニティの状態を測定するツール」で、本プログラムに参加するすべての団体に受診いただきました。

「組織の状態」というのは、それぞれの主観によって捉えられがちで、客観的に捉えることはなかなか難しいものです。「コミュニティキャピタル診断」は、組織・コミュニティのメンバーに回答いただいたデータを総合的に数値化しているため、組織・コミュニティ全体の状態を把握できるものになっています。

それぞれの団体が自分たちの診断結果レポートを見ながら、「うちの団体はビジョン共有がうまくいっている」「メンバー1人ひとりの役割・出番・活躍をうまくつくれていない」「最近あまり相互理解のワークやレジャー（ご飯会・飲み会）ができていないかも」のように組織・コミュニティ分析で盛り上がっていました。

まずは組織・コミュニティの現状を理解・把握すること。そして、それを基にこれから半年〜1年かけて良い組織・コミュニティになっていくための施策を考える。それを実行する部分も伴走支援で後押ししていきたいと思います。

動機・報酬・未来ワーク

最後は、今回のプログラムに参加する理由を語り合う「動機・報酬・未来ワーク」を実施しました。

□なぜ本プログラムに参加しようと思ったのか？
□本プログラムを通して何を得られると良いか？
□本プログラムでの学習や経験を通して何を実現したいか？

今日初めて会った参加者がほとんどですが、「なぜ今回のプログラムに参加しているのか？」の動機を語り合うことは、お互いの背景・目的・想いを知ることになり、ぐっと心の距離が縮まります。

しかも、最後のこのセッションはこの後の3ヶ月間を一緒に学び合い磨き合う小グループ（5〜6人のグループ）で同じテーブルを囲んで語り合ったため、今後に向けた学び合い磨き合いの関係づくりにもなったのではないかと思います。みなさん熱心に語っていて、活気があって楽しそうでした。