【出張講座レポート】安曇野市 地域づくり課様 「コロナ禍を越えて継続する自治会運営のヒント」

講座概要

名称:「コロナ禍を越えて継続する自治会運営のヒント」
日時:2023(令和5)年8月20日(日)13時30分~16時30分
会場:安曇野市豊科交流学習センターきぼう 多目的交流ホール
参加者 :主に自治会会長・役員、市民活動団体 12名
主催:長野県安曇野市役所 市民生活部地域づくり課まちづくり推進担当様
講師:宮本諭(CRファクトリーコミュニティマネジメント認定インストラクター)

講師レポート

CRファクトリーコミュニティマネジメント認定インストラクターの宮本 諭です。

安曇野市地域づくり課まちづくり推進担当様は、
・協働のまちづくりの推進
・区等地域力向上事業、市区長会、区の運営支援
・市民活動サポートセンターの運営
などに取り組んでいます。

今回ご依頼いただいた背景には、コロナ禍により更に活動が停滞してしまった自治会組織(区)を今後運営していく中で、区の役員同士、および区民はどのように協力していったらいいのか。自治会の担い手不足も深刻であり、区民にとって居心地のいいコミュニティづくり等、今後も持続可能な自治会づくりをどう進めていけばいいのか。という悩みや課題がありました。

講座ではまず最初に、自治会組織の重要性と可能性についてお話しました。
そのうえで、
1.非営利組織の運営の難しさ
2.コミュニティマネジメントの基本原則
3.巻き込む流れを設計する
の3つを取り上げ、自治会活動の場面を具体的にイメージできるように、講師の経験をもとにお伝えしました。

また、講義内容を参考に、自組織のことを振り返り、地域の状況・組織・メンバー・活動内容について、お互いに共有するグループワークを実施しました。
今回は長めにグループワークの時間を設定できたため、より詳細な情報交換がなされました。日頃誰にも聞いてもらえない区長としての悩みを共有したり、活動で工夫していることや独自のユニークな方法を伝え合うなど活発に意見交換されていました。活動歴の長い先輩区長から、就任したばかりの会長へアドバイスするなどの場面も見られました。

印象的だったのは、グループワークの中で発言されていた参加者のみなさんの自治会活動に対する姿勢です。区長として苦労されている一方で、その責任感を自身の人生の楽しみの一つとして引き受けているように感じられる発言が多くありました。
安曇野市地域の区長会としてお互いの連携を深めることで、各区だけで孤立・停滞するのではなく、人や活動が循環し活性化していく可能性を強く感じました。

ご参加者の声

参加者のみなさんからは、会場やアンケートで以下のようなお声を頂きました。

  • 自治会の取り組みの参考になった。
  • 同じ悩みを持つ方々と情報交換、共有できた。
  • 自治会長としての役割を自覚できた。また、肩の荷が下りた。
  • 講義で得た内容をどのように生かしていけるか考えたい。

ご担当者の声

グループワークを多めに取るなど参加者の状況に合わせた講座の構成にしていただいたことで、満足度の高い講座になりました。

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