【伴走支援レポート】東京都池上地区まちおこしの会様「池上地区まちおこしの会 あり方検討」

東京都の「池上地区まちおこしの会」様よりご依頼いただき、「池上地区まちおこしの会 あり方検討」の伴走支援を8ヶ月間に渡り行いました。

開催概要

名称:池上地区まちおこしの会 あり方検討
期間:2021年7月〜2022年3月まで
会場:大田区池上特別出張所
講師:豊田有希(CRファクトリーコミュニティマネジメント認定インストラクター)
参加人数:約10名
主催:池上地区まちおこしの会(任意団体)

講師レポート

CRファクトリーコミュニティマネジメント認定インストラクターの豊田有希です。

「池上地区まちおこしの会」は、大田区池上地区の任意団体で、地域団体が連携してまちおこしを行うことを目的に会が設立され、2022年に設立20年を迎えます。
毎年8月に開催する「池上まつり」の運営を行うほか、防災、防犯、環境などの部会があります。

コロナ禍で池上まつりが2年連続で中止となりました。担い手の高齢化や池上地区への新しい担い手の流入なども踏まえ、コロナ禍に今後を見据えて会の「あり方」や「運営体制」を検討する場を外部のコーディネータを入れて設けることになりました。

内容

step1~3に分けて、伴走支援(ファシリテート)を実施しました。

step1では、「池上のいまを知る」と題して、新しく池上で活動を始めた2つの場を訪問し、お話を聞きました。その上で「自団体の成果と課題を振り返る」「活動目的の再検討」を3回に渡りワークショップ形式で実施。step1の最終回で「池上地区まちおこしの会」の「目的」を再定義しました。
更に、池上地区における当会は、地域の「内と外」をつなぐ存在となることと「外から内へ」の流れを生み出すため、会の事業・組織を再編していくことを確認しました。

step2では、「会の整理と体系化」を目的とし、「部会の見直し・最適化」「事務局運営力の向上」「事業と組織の検討」を5回に分けて行いました。この際にstep1で再定義した「目的」を何度も確認しながら事業と組織を検討しました。

step3では、「活動の充実」を目的に、事業のブラッシュアップのために必要なことを4回に渡り実施しました。withコロナとなる令和4年度の池上まつりの実施についても様々な意見を交わしました。

あり方検討会は、正副会長を中心としたメンバーが参加し話を進めました。
その上で、役員会にstepごとに進捗を報告し、決議内容については決議を取るという方法で進めました。3月には会の臨時総会を開催し、新しい目的や運営方法を決議する方法で進めました。

講師からのひと言

今回、あり方検討委員として参加されたメンバーは70代〜80代の方々でした。
ポストイットと画用紙を使いながら、活動の振り返りや今度のあり方について議論を熱心に重ねました。それぞれに思い入れがあるからこそ様々な意見がありました。今回の8ヶ月間を通して作成した新しい目的を具現化していくような運営方法や池上まつりを少しずつ実施していってほしいと思います。

ご参加者の声

参加者の方からは、以下のようなお声を頂きました。

  • これから先良い報告ができるよう、力まず頑張ります。見守ってください。お世話になりありがとうございました。

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