講座概要
名称:\集まれ!課外活動リーダー/ リーダーシップ研修 ~団体運営に役立つリーダーシップのポイントとは?~
日時:2023(令和5)年6月24日(金)13:00-16:00
会場:神田外語大内 KUISカフェ
参加者 :学生(31名)、学生支援部(6名)
主催:神田外語大学 学生支援部
講師:井上晶夫(CRファクトリーコミュニティマネジメント認定インストラクター)
講師レポート
CRファクトリーコミュニティマネジメント認定インストラクターの井上晶夫です。
長く続いたコロナ禍の影響から、団体・サークル活動にはコミュニケーション不足、引継ぎの混乱、マネジメントの停滞などが起こりがち。社会の変化や制限を受けて読者のみなさんも活動に新たな課題を感じる場面が多かったのではないでしょうか?
今回はそんな背景の中、神田外語大学 学生支援部様からの依頼を受け、団体運営を行う学生さんに「団体運営のためのリーダーシップ」をテーマにしたプログラムを提供しました。事例としてご紹介します。
ご依頼の背景
ご依頼の背景として、学生支援部の木内様は、
「学生支援部としては、“団体やサークル活動は、学生の自治で運営できるようになってほしい!”という願いがありました。しかし学生たちはコロナ禍で活動が制限される中、オンラインでの活動に困難や戸惑いもあるようでした。また、コロナの有無に関わらず、活動の負荷がリーダーに集中しがちになるなど、コミュニティ運営に難しさを感じるという状況も続いていました」と話してくださいました。
それを受けCRファクトリーからは、コミュニティマネジメントを主題に置きつつリーダーシップを学んでもらうことを狙いにしたプログラムをご提案しました。
プログラムの様子
プログラムは導入の挨拶にはじまり、講師&団体の紹介を行ってから、各テーブルで参加者同士による自己紹介タイムへ。団体をシャッフルしてテーブルに配置したので、テーブルメンバーはこの日が初対面という人もたくさん。ちょっぴり遠慮しながらも新鮮な交流がスタートしました。
よいコミュニティづくりを願っているCRファクトリーの担当講師としては、このような出会いの瞬間にはたまらないものがあります!
さて、参加者同士の自己紹介後は『非営利組織運営の難しさ』や『コミュニティマネジメントの基本原則』などについてレクチャー。間に感想共有の時間やワークの時間を設けてリズムを変えながらテンポよく場を進行します。
「団体に参加した動機」をグループで分かち合うシーンでは、参加者みんなの気持ちが入って、場の温度はぐっと上昇。自分の話を聴いてもらって、そして、相手の話にも耳を傾ける、基本となるコミュニケーションを丁寧に行い、関係性を深めました。
最後は、全員でぐるりと輪になって「今日学んだこと」や「行動に変えたいこと」をマイクリレー。この瞬間、コミュニティにとって大切なエッセンスがそこに生まれていたように見えました。
ご参加者の声
- 参加メンバーの活動に対する“温度差”を合わせるために、メンバーとともに活動をつくっていくことが大事だと感じました。
- 人に寄り添いすぎるリーダーではなく人を動かすリーダーがいいと感じました。
- 特にハッとさせられたのは、メンバーに上流のプロセスから参画してもらうという点でした。
- メンバーが消極的に感じるのは、お互いに語り合う場がなかったことが原因の一つだと気づくことができた。
- 他団体のリーダーと悩みを共有して、同じ悩みを持っている仲間がいると知れてよかった。
ご担当者の声
プログラムを通してコミュニティづくりを学ぶだけではなく、悩みや苦労話の共有と共感ができました。明日への活力になったと学生たちの表情や振り返りから感じています。
本学では、国際関係や国際問題をゼミの探求テーマ等にする学生や、ボランティア活動に勤しむ学生、非営利法人でのインターンシップや卒業後にその分野へ就職する学生もいます。今回の研修のコミュニティに関する学びが、サークル活動以外でも今後学生たちの中で根付いていくことを期待しています!
(学生支援部 木内さま)
出張講座・研修に関するお問い合わせ
CRファクトリーでは、NPO、地域の市民活動、サークルのリーダー向けの出張講座・セミナーをご提供しております。オンラインでの開催もぜひご相談ください。詳しくは問合せフォームよりお問合せください。