コラム「コミュニティの関係者を細分化する」

こんにちは、代表の呉です。

サークルや勉強会などで、「ターゲット/対象」の話になると、かなりおおざっぱな
くくりで議論がされることが多いなぁと感じています。

そこでコミュニティにまつわる関係者を細分化してみました!

コミュニティへの関わり方

一番中心から遠いのは「一般市民/コミュニティ難民」です。
コミュニティやイベントにほとんど参加したことがない人たちです。
「コミュニティ難民」という言い方も斬新な言い方ですが、家と会社の往復で
「心から楽しんで参加できるコミュニティ」を持っていない会社員だったり、
地域でのつながりは多少あるけれど「心から楽しんで参加できるコミュニティ」
を持っていない主婦やシニアのようなイメージをしています。
ここはこれから最もコミュニティに参加する可能性のある人たちで、最終的に
我々はここの層の人たちに働きかけをしていきたいと思っています。

その次が「参加者/お客さま」。
コミュニティやイベントに何度か参加したことがある人たちです。
いくつかのコミュニティに参加する勇気と経験をお持ちなので、今後「はまる」
コミュニティが見つかれば、コアなメンバーになっていく可能性を秘めています。

その次が「ファン/常連」。
これは1つの(特定の)コミュニティに対して何度も参加するようになり、
常連になっていく状態です。
ここまでいくと「マイコミュニティを持っている」と言えるでしょう。
こうやってこのコミュニティを好きになってくれる人の存在は、運営スタッフ
にとってはとてもうれしい存在であり、やりがいを感じます。
※ここ(ファン/常連)に飽き足らなくなる人は次以降の「運営側」に関わる
ようになってきます。

その次が「サポーター」。
「運営を手伝う」段階です。何かあれば運営を手伝い、部分的にタスクを
遂行してくれる存在です。
こういう存在がたくさんいるコミュニティは、主体/客体でいう「主体」の
人数・割合が多くなるので、あたたかい雰囲気になりやすいですね。

その次が「コアスタッフ」。
これは運営を中心的に担う存在です。実質コミュニティはこの人たちによって
運営されています。
うまく楽しく運営できると本当に家族のような欠かせない仲間になっていきます。
深い意味でコミュニティを最も享受しているのはこの段階の人たちでしょう。

そして「代表」。
小さな団体の代表は、プレイヤーでもあり、マネージャーでもあり、何でもなの
ですが(笑)、一番大事な役割は「このコミュニティは意義がある!絶対に辞めない!
さあ、みんながんばろう!」と言い続けることです。^^

「コミュニティの関係者」を考える時に、このフレームワークを参考にしてみてください。
「参加者」と一言で言っても、「参加者候補」「1~2回参加者」「常連参加者」がいるし、
「スタッフ」と一言で言っても、「サポーター」「コアスタッフ」「代表」がいます。
※コミュニティの特性によってはもっと細分化もできるでしょう。

コミュニティの関係者は多様です。
細分化して考えることで、ホームページやイベント企画の狙いの精度も上がるでしょう。

(代表 呉哲煥)

シェアする

フォローする