コラム「CRファクトリーの学生インターンスタッフに思うこと」

こんにちは。コンサルタントの五井渕です。
突然ですが、CRファクトリーには
常に10名前後の学生インターンスタッフが在籍していて、
組織の推進力の大きな部分を担ってくれています。
一般に、学生目線で「インターンという経験の意味・得られること」が語られる機会は世のブログなどでそれなりにありますが、
受け入れる側の目線で「インターンスタッフに思うこと」が語られることは実はあまりありませんね。
今回のコラムでは、私が思う正直なところを書いてみようと思います。
(一般的なことではなく、あくまでCRファクトリーでの話ですが)

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CRファクトリーに関わろうとしてくれる学生は、
スキル、経験、原体験、打算、性格など、実に多様です。
多様である、違いがあることは前提として、
私たちが採用活動をするにあたって重視していることを一言で表すと、
「ともに燃える仲間になることができるかどうか」です。

スキルはあまり多くを求めません。本当に必要であれば後から身に付きます。
打算(何を求めるか)もバラバラで問題ありません。見ている方向が同じであれば。

せっかくの御縁があって関わることになったからには、
「駒」や「通過地点」として利用し合うのではなく、
「人生の一部をともにする仲間」として付き合いたい。
見方によっては「面倒くさい」考え方かもしれませんが、
関係性の強さが事業や組織に大きな推進力を与えてくれることを、
私たちは経験則として知っています。

最近とても好きな言葉があります(アフリカの古いことわざだそうです)。

――急いで行きたいなら、一人で行け。遠くまで行きたいなら、一緒に行け。

私たちを遠くまで運んでくれるのは、
誰か一人のパフォーマンスやスキルではなく、
ともに歩む仲間との結びつきの力だと考えています。

学生インターンというところに話を戻せば、
「成長したい」「関わりたい」という若い欲求の力は、
実際に組織に多くのことをもたらしてくれます。

対等な目線で切磋琢磨することで、
人は大きく成長・変化します。
そして壁をひとつ乗り越える時のエネルギーは
プロジェクトを一気に前に進めてくれるものです。
さらに、人の成長・変化が起きやすい環境をつくることは、
マネジメント側にとても重要なノウハウとして蓄積されていきます。

コミュニティや組織で「何を」やるかはもちろん重要ですが、
人は自覚している以上に「誰と」やるかに気持ちを左右されます。
多くの葛藤を抱え、感情の波が激しく、人との関係に悩む若さは、
決してネガティブな側面ばかりではありません。
葛藤や悩みすらも共有できた仲間が傍にいることは、
「誰かのために」というシンプルで強い力に変換されるのです。

時々、聞かれることもあります。
「学生インターンがメインのチームの運営って、大変じゃないですか?」
たしかに、「楽」なものではないかもしれません。
けれど、そこには大きなやりがいや喜びがあることを、
私たちは経験則として、よく知っているのです。
「すべての人が居場所と仲間を持って心豊かに生きる社会の実現」

このビジョンを掲げている私たち自身が、
関わる仲間にとっての居場所でありたい。
インターンという時代が終わっても時々帰ってきたいと思える、
家族のような関係でありたい。
そんな思いは、組織のDNA・変わらないものとして
存在し続けていくような気がしています。

2月から3月にかけて、CRファクトリーでは
また新たなインターンスタッフを募集する時期になります。
どんな仲間と新たに出会えるか、今からとても楽しみです。

(コンサルタント 五井渕 利明)

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