コラム「質問タイムで必ず手をあげるべき5つの理由」

こんにちは!コンサルタントの五井渕です。
団体の運営に役立てるためのセミナーや、新たな知見を取り入れるための勉強会、多様な人との出会いを求める交流会など、積極的に参加される方も多いですよね。
そういう場では、いわゆる質問タイムがあることも少なくないでしょう。
「短い時間ですが、ご質問・ご意見ある方は受け付けます!」と。
そんな時は、元気よくビシッと手をあげて、積極的に質問することをオススメします。その理由を5つ、考えてみました。

質問タイムで必ず手をあげるべき5つの理由

質問タイムで必ず手をあげるべき5つの理由

(1)講師に覚えてもらえる
たぶん、参加者が思っているよりもずっと、前に立って話す講師やファシリテーターは参加者のことをよく見ています。もちろん、全員の顔と印象を個別把握することは難しいものの、「積極的に質問してくれる参加者」の存在はとても嬉しいので、かなりしっかり覚えます。
講師の人と関係性を築きたい、という場合にとても有効です。

(2)主催者に好意を持ってもらえる
参加者からしっかりと質問が出てくることは、講師だけではなく、主催者側としても嬉しいことです。質問タイムが活発であることは、コンテンツが参加者に受け入れられ、コーディネートした場が効果を生んだということを示してくれるからです。
主催者側と関係性を築きたい、今後もこの場づくりを継続してほしい、という場合にも是非質問を。

(3)他の参加者と話しやすくなる
質問をした人は他の参加者に対しても目立ちます。もしかしたらその自分に興味を持ってくれるかもしれません。
初対面の人に話しかける上で「先ほど質問していましたよね?」という言葉は始まりにちょうど良いですし、その質問の内容を話題にすることでコミュニケーションの取っ掛かりにもなります。
質問をするという行動には、講師、主催者、参加者、どの関係者にも良い印象を与える可能性があるのです。

(4)傾聴・理解の質が高まる
講演やワークショップの前に、「今日は必ず質問をしよう」と心に決めておくと、聴く姿勢の質がかなり高まります。気になるポイントを逃さないようにと傾聴するようになりますし、そうすると自然と内容を深く理解できるようになるものです。
質問をしようという意識付けによって、結果的に、その場から得るものが自分にとってより大きなものになるでしょう。

(5)本質やエッセンスを引き出せる
講演は参加者全員に向けてのものですが、質問への答えは質問者ひとりに向けてのものです(もちろん、講師も参加者も、質問と答えを聞いている他の参加者への意識・配慮を欠いてはいけませんが)。
それに多かれ少なかれ、「問い」に対して「答え」を出そうとする対話の行為が、互いを刺激して新たな価値を生むことになります。その過程から生まれたことにこそ、物事の本質やエッセンスが含まれている場合も多々あるのです。

いかがでしたでしょうか?
貴重な時間を割いて参加する、せっかくのセミナー/勉強会/交流会。より多くのものを持って帰らないともったいない!
質問の力で、「イベント参加上級者」を目指しましょう。

(コンサルタント 五井渕利明)

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