三鷹市市民協働センター/コミュニティマネジメントセミナー

コミュニティリーダーズカフェ
〜地域の多様な主体による課題解決型のワークショップ〜

三鷹市市民協働センターにて、「コミュニティリーダーズカフェ」を開催いたしました。

“地域”には、NPO・市民活動団体、自治会・町内会、行政など多様な主体が関わっていますが、その関係者間の対話や交流はなかなかできないでいることが多く、効果的な地域づくりにおいて課題に挙げられることが多々あります。

今回のコミュニティリーダーズカフェでは、地域で活躍するNPO・市民活動団体の代表・コアスタッフ、自治会・町内会の会長、行政の各種担当者、三鷹市市民協働センターの職員などが一緒になって、共通のテーマで対話のワークショップを行ない、お互いの課題やノウハウ・事例などについて語り合いました。

講義:これからの社会・地域・コミュニティ

まずはじめに『これからの社会・地域・コミュニティ』というテーマで講義を行ないました。

日本社会で起きているさまざまな社会課題、地域やコミュニティが希薄になりつつある傾向、そして、これからの時代において地域やコミュニティがいかに重要であるか…などについて、データや学術的な知見を通じて説明・共有していきます。

自分たちが一生懸命取り組んでいることが、時代的に必要なことであり、地域を良くする上で重要であるということの確認は、参加者を元気づけたと思います。

ワークショップ:コミュニティリーダーズカフェ

そして、いよいよ課題解決型ワークショップ「コミュニティリーダーズカフェ」へと進みます。

コミュニティリーダーズカフェの目的は大きく3つあります。

① 地域・団体・コミュニティの運営について共に考えヒントを得る
② 多様なメンバー同士で対話・交流する
③ 勇気をもらい、元気になる

地域のことを良くしたいと考え行動している多様な主体同士で対話・交流することで、運営や課題解決のヒントを得ることと共に、勇気をもらい元気になることが目的です。

今回の主要テーマはこの3つにしました。

テーマ

1. 新しい仲間をどう増やすか
2. 担い手をどう増やすか
3. 楽しく活動するためには

この3つのテーマについて、参加者それぞれが難しいと思っていること(課題)と工夫していること(ノウハウ)をポストイットに書き出します。

そしてそれをもとに、模造紙を使いながら、それらの課題やノウハウ(=ポストイット)をグループで共有していきます。

いざワークが始まると、参加者は思い思いに自分の団体や仕事の課題を共有し始め、「それわかるわかる!」「うちもまったく一緒(笑)!」などと時に笑いあいながらお互いの課題について親身になって耳を傾け合いました。

また、ノウハウ・事例についても、「そんなふうにやってるんだ」「そのやり方真似させてもらいます」とお互いが持っているコツを共有することで、お互いの運営支援にもなります。「次の一手・一歩が見えた」という方もいらっしゃいました。

ワークテーマが参加したどの団体にも共通するものだったので、参加者はお互いの話に共感しながらディスカッションを行うことができました。

また講師から団体運営のためのアドバイスやヒントを聞くことができ、参加者からも「活動の参考になればと参加したが、色々な人と話ができ、気付きがあった」等と好評でした。

講師の所感

今回の講座は、地縁型活動を行っている住民協議会や町会と、テーマ型活動を行っている市民活動団体やNPOの人たちが、同じテーブルに会する貴重な機会となりました。
このワークショップは、運営課題の共有やノウハウの交換に留まらず、「立場の違う地域の活動者同士の交流・つながりづくり」にもなっている点がとても魅力的であり、もう一つの大きな効果になります。

三鷹市市民協働センター
市民、NPO・市民活動団体、町会・住民協議会などの活動や交流を支援するとともに、これからの市民と行政との新しい協働のあり方を考え、協働によるまちづくりを推進します。

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