コラム「『ワークシフト』とコミュニティ」

こんにちは、代表の呉です。
先日勉強会(講師)で『ワークシフト~2025年の働き方の未来図~』
について取り上げました。

2025年は様々な要因(※)が作用して、「漠然と受け身で迎える」と
大変で難しい時代・環境になりそうだと予測しています。
※5つの要因:テクノロジーの進化/グローバル化の進展/
人口構成の変化と長寿化/社会の変化/エネルギー・環境問題の深刻化
だから、私たちは「3つの<シフト>」をしなくてはいけない、と
リンダ・グラットンは説いています。

その中でも、特におもしろかったのは、「第二の<シフト>」でした。
そこでは「未来に必要となる三種類の人的ネットワーク」について書いて
あり、簡単にご紹介したいと思います。

1.ポッセ:頼りになる同志
比較的少人数の信頼できる仲間。声をかければすぐ力になってくれ、
メンバーの専門技能や知識やスキルレベルが似通っているとよい。
一緒に何かを成し遂げたり、一緒に推進していく仲間・同志。

2.ビッグアイディアクラウド:大きなアイディアの源
イノベーションを生み出すために、多様なアイディアや視点を組み合わ
せることが不可欠。多様で大人数のネットワークが必要。
Facebookなどのウェブがその主な場所になりそうですが、メンバーの
多い団体はそこ(多様で大人数のメンバー)もビッグアイディアクラウド
になりうる。多様性の重要性にも一定の説明がつきそう。

3.自己再生のコミュニティ:支えと安らぎの人間関係
あなたのことを大切に思い、愛情をいだいてくれる人たちと関わり合って、
いわば強力な「自己再生のコミュニティ」をはぐくむことが重要になる。
これはCRファクトリーが志向している「居場所」に近いところかもしれません。

これからの未来は「生産性」においても「自己の幸福」のためにも
「人間関係資本」が重要になりそうですね。
この三種類の人的ネットワークを念頭に置きながら、コミュニティデザインを
考え直したいと思いました。

(代表 呉哲煥)

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