コラム「眠らせないセミナー・勉強会のつくり方 ~『呼吸』の重要性~」

こんにちは!コンサルタントの五井渕です。
CRファクトリーとしても個人としても、
毎年いくつかのセミナーや勉強会を企画・設計しています。
皆さんはセミナーや勉強会に参加していて、
ついつい眠ってしまったことってありませんか?
もしくは隣の人が眠ってしまっているのを見たことは?
ちなみに私はもちろん、両方あります。

誰しも、わざわざ眠るために参加しているのではないと思います。
せっかく吸収したい知識があるのに、考えたいことがあるのに、
ついつい睡魔に負けてしまうのは、
セミナー・勉強会の「内容」が問題なのではなく、
「設計」に問題があるのだと思います。

人間の集中力には限界があって、
講演が60分以上続くのはなかなかつらいものです。
途中に休憩を挟むことはもちろん有効ですし、
セミナー・勉強会にグループワークなどを取り入れて、
知識・気づきを整理して人に伝えることには、
集中力を保つとともに学びを深くする効果があります。

私たちはセミナー・勉強会を設計する時に
「呼吸」をとても大事にしています。
講演やプレゼンテーションを聞いている時は「吸う」、
グループワークの参加などで話している時は「吐く」。
ずっと話を聞いているのは息の吸いすぎで過呼吸の状態、
ずっと話し続けているのは息の吐きすぎで酸素不足の状態と言えます。

全体を通して、無理なくバランス良く、できれば交互に、
参加者が「呼吸」をできているか。
これを考えてセミナー・勉強会を設計することが、
きちんと価値ある時間にするためにとても重要です。

伝えたいことがどんなにたくさんあったとしても、
どんな素晴らしい内容であったとしても、
聞き手にしっかりと伝わらなければ意味がない、
ということを肝に銘じています。

(コンサルタント 五井渕 利明)

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