コラム「影響され合う相互作用こそがコミュニティ」

こんにちは、代表の呉です。
コミュニティにおいて大事なことであり、醍醐味でもあるのが「相互作用」です。平たく言えば「活動・つきあい・コミュニケーションの中で、お互いに影響し合い、変化し合い、良くなっていく(幸せになっていく)」ことです。

講師・先生として教えてあげる場面、上司として導いてあげる場面、先輩としてケアしてあげる場面、など「“上”から“下”にしてあげる」シーンはもちろんたくさんありますが、そこが「一方的」ではなく「相互的」であるところがポイントで、お互いにメリットや価値を交換し合う(授受の関係をスイッチし合う)から楽しくもあり、続くのだと思います。
とかく「代表・リーダー・マネージャー」みたいな役職や、「先輩」といった役割の人たちは、価値の交換が一方的になり、それはもう「サービス」のようになっていきます。
「医者(ドクター)」と「患者(クライアント)」のようなサービス関係は、それはそれで組織の中で必要ではありますが、それだけでは「医者(ドクター)」は息切れをしますし、そのストレスや苦しみは結局「患者(クライアント)」にはね返ってくるわけです。

コミュニティの醍醐味は「相互作用」です。その「相互作用」の精神で、「リーダー」や「先輩」が楽しむことが重要です。そして「スタッフ」や「後輩」から学んだり、助けてもらうこと。スタッフや後輩に「恩」を感じたり、「感謝」してしまうこと。
そうやってお互いに助けあったり、影響し合ったり、相互刺激で変化し合ったりするのが楽しくて良いのです。

こんなこと言っている私がなかなか上司づら・先輩づらするのですが(笑)、ちゃんとスタッフ・仲間に助けてもらったり、大学生から刺激を受けてがんばろうと思えたり、悩みを聞いてもらって良い気分になったりするのが大事です。
そうなるためには、「頼ろう」とか「助けてもらおう」とか「私も楽しもう」という姿勢が重要です。ずっと「先生」「リーダー」「先輩」をやり続けるのはなかなかしんどいところもあるし、そこに固執して自分の精神衛生が良くないこと(ストレス・イライラ・「もう続けられないかも」)は、もしかしたら生徒やスタッフや後輩、あるいは組織全体にとって最も良くない影響かもしれません。

影響され合う相互作用こそがコミュニティ。
一方的なサービス提供をがんばらずに、頼り合い助け合うこと。
年齢や役職・立場を問わずに、お互いに影響し合い、変化し合い、楽しめるような関係とコミュニティをつくっていきましょう。

(代表 呉 哲煥)

シェアする

フォローする