コラム「”サンタのような大人たち”で社会があふれたら」

先日、出張セミナーという形で、NPO法人チャリティーサンタの年に1度の全体合宿をお手伝いしてきました。
全国22支部からなんと100人以上、”サンタクロースを通じて子どもたちに笑顔を届けたい”というメンバーが集結していました。
(チャリティーサンタの活動詳細はこちらから!→http://www.charity-santa.com/

普段の活動エリアはバラバラでも、掲げるビジョンと大切に思っていることは共通。会場は愛と熱気で満たされていました。
正直なところ100人を相手にしたセミナーというのは少し不安もあったのですが、打てば打つほど大きく響くメンバーばかりで、講師自身も楽しかったです。
チャリティーサンタの価値のひとつは、もちろん”子どもたちが笑顔になること”なのですが、今回改めて感じたもうひとつの大きな価値は、”サンタのような大人たちが増えること”でした。

12月24日に、我が子を思う親たちの依頼で、サンタに扮してプレゼントを運ぶ。
子どもたちの弾ける喜びと、親たちのやわらかい笑顔。
そして、誰かに幸せを届けられることの素敵さに感動する、サンタたち。
メリー・クリスマス!
この体験を経たサンタたちは、きっと12月24日が終わっても、”サンタのような大人”として、日常の中で誰かを笑顔にし続ける。

主体として関わる人自身と、その周辺にもポジティブな変化を起こす力があると、チャリティーサンタの全国のメンバーに直に触れて、改めて感じたのでした。

そしてこれはチャリティーサンタだけではなく、社会に価値を創出するNPOの多くに言えることなのかもしれません。
NPOの活動や事業を振り返ってみると、その直接の受益者だけではなく、関わり働く人の側にも良い影響を与えられたという瞬間は、おそらく数多くあるのではないでしょうか。

社会を変える、その人たち自身が変わっていく。
NPOのそうした側面も、大切な価値として考えたいですね。
(ここを数値・指標化できたらかなり面白い。やりたい)

(事業部長 五井渕利明)

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