コラム「組織と遊び」

こんにちは、代表の呉です。
先週末にNPO法人CRファクトリーの夏のスタッフレジャーで奥多摩キャンプに行ってきました。
40人が宿泊できるバンガローを貸し切り、みんなで川遊びをし、薪で火を起こしてごはん&カレーをつくり、夜は花火をして、そのまま深夜3時までトランプをしたり語ったりの飲み会。翌朝もみんなで朝食をつくって、みんなで片付けをして、また川遊びをして、温泉に入り・・・とにかく遊び三昧です。

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夏の奥多摩キャンプはもう毎年の恒例で、ここで新しく入ったスタッフも、昔活躍したスタッフも、学生も社会人も、みんなが一気に仲良くなります。
ビジョンや事業戦略の話もなく、事務連絡すらもろくになく、ただただひたすら夏の想い出づくり・レジャーをしています。

なぜNPOのメンバー・スタッフで毎年キャンプに行くのかというと、ただ単にこういうことが好きだからいう理由も多分にあるのですが(笑)、やっぱり組織マネジメント的な意図がそこにはあります。

意図1:関係性
メンバー・スタッフ間の関係性が良くなる(遊び&語りにより)
意図2:居場所・愛着
人生の大切な想い出や1ページを一緒につくることで居場所や家族になれる
意図3:多様性のあるコミュニティ
レジャーの楽しさ・敷居の低さは、普段あまり関われていないメンバー・スタッフも参加しやすく、多様性のあるコミュニティ形成に寄与する

といった意図があり、効果があるのだと思います。

遊んでばかりでもダメですが、機能的・効率的に働いているだけでもダメでしょう。ビジョンや経営戦略を語り合う2泊3日の合宿もするし、ただただ遊ぶキャンプや遠足や飲み会もするし、そのバランスが重要ですね。
ワンピースで言う「戦い」と「宴」のバランスですね。良く戦い、良く遊びねぎらう。

いろいろな団体を見ていて、どちらかと言うと「遊び」があまりない団体の方が多いのではないでしょうか。
「それよりもものごとをどんどん進めて、成果を出して、団体を良くしたい・社会を良くしたい」「ただでさえみんな忙しいのに遊んでいる余裕はなかなかない」と思うのが代表やリーダーの自然な価値観・感情だと思います。私もご多分にもれず、とってもそっちの人間です。

しかし、事業の推進力は一人の力ではなく組織の力であり、社会を変える推進力は
コミュニティの力です。

目の前の業務や成果に目を奪われすぎずに、年間単位で「人のモチベーション」や「メンバー・スタッフ間の関係性」や「組織としての一体感・推進力」を上げていくという視点・発想を持ち、それを実現するための具体的な社内イベント年間計画や人事的施策を施していきたいですね。

メンバー・スタッフの「関係性」を良くし、「愛着」を高め、「多様性のあるコミュニティ」になるための「遊び・レジャー」について、真剣に考えてみませんか。そして、それを年間計画の中に入れ込んで、実行し、熱くあたたかい組織づくりを実現していってください。

          (代表 呉哲煥)

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