コラム「”マネージャーシップ”を発揮する人財に感謝を」

書店にいると、実に数多くのリーダーシップに関する書籍が目に入ります。
それだけ多くの人が”リーダーであること”に思い悩むということや、多種多様なリーダーの在り方があるということを表しているような気がします。
一方、リーダーシップと”マネージャーシップ”を混同したり、両方を1人で満たす万能を求めたりすることには、時々苦悩が伴うように思います。
リーダーシップと比べるとスポットライトが当たりにくいように感じる、このマネージャーシップが本日のコラムのテーマです。

CRファクトリーでは、チームごとに”ディレクター”と”マネージャー”を分けています(適任者不足だと兼任になってしまいがちなのですが、今期は人財に恵まれています)。
一口に言えば、ディレクターのミッションはゴールを達成するためにチームを牽引すること、マネージャーのミッションはメンバーのケアをすることです。
マネジメントの機能をドラッカー先生風に言えば、「メンバーの力を引き出して成果を上げさせること」ですが、優れたマネージャーシップとは「メンバーが力を発揮できる場(心理的安全)を用意すること」だと思います。
幸いにもCRファクトリーには優れたマネージャーシップを発揮してくれている人財(学生インターン含む)が何人もいて、経営陣・ディレクターとしてはとてもとても助かっています。
具体的に彼らが担ってくれていることをいくつか挙げると、以下のようなことです。

◆チームメンバー個別の精神的ケア(声掛け、相談に乗る、新スタッフのチェックインなど)
◆あたたかいムードづくり(素早いレスポンス、チームを盛り上げる気遣いなど)
◆ToDoの進捗管理やスケジュール調整
◆経営陣やディレクターとチームとの認識すり合わせ

こうした働きのおかげで、メンバーは”自分は受け入れられ注目されている”、”意見や提案をしても否定されることはない”、”自分は自分のまま力を発揮すれば良いんだ”、というような”心理的安全”を手にして、伸び伸びと主体的に動いてくれることになります(いつもありがとう!)。
さらにディレクターとしては、チームの推進力を高めてゴールを達成することに集中できます(いつもありがとう!)。
適任者の素養としては”コミュニケーションのマメさ”や”内発的な他者への関心”などが必要で、誰でもできることではないと思います。
その重要性を認識して強みを活かすことは、組織にとって大きな力になるのではないでしょうか。
(事業局長 五井渕 利明)

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