コラム「大切なのは重い荷物を一緒に背負ってくれる人」

こんにちは、代表の呉です。

団体(NPO・市民活動・サークル)のコンサルティングをしていると、
必ずと言ってよいほどぶち当たる課題は「担い手の問題」「スタッフの問題」
「コミットメントの問題」・・・つまり「人の問題」です。

志や想いがあっても、同じ温度で推進する仲間やチームをうまく構成できなくて、
リーダーが孤軍奮闘するという構図です。
コミュニティ・団体運営あるあるの第一位ですね(苦笑)。

セミナーやワークショップで課題を共有し合うと、
「業務が一部に(私に)偏ってしまっていて分担できていない・・・」
「どんどん担い手が減っていき、最後私一人になりそう・・・」
「自分一人だけががんばっている気がする・・・」
「辞めたいけど引き継げなくて、私が辞めたら団体が終わってしまう・・・」
そんな声がたくさん聞かれます。

どうしたら良いのでしょうか。

リーダーは人間的な魅力がある方が多いので、まわりに人が集まり、
優秀な人や良いアドバイスをしてくれる人がいたりします。
だから恵まれていて大丈夫なのではないかと思いますが、決してそうではありません。

長年のコンサルティング経験から言うと、「良きアドバイスを活かすことができる団体」
(それだけの推進能力を持っている団体)は少ないです。
どんなに良いアドバイスをもらっても、それを「やる」人がいないのです。
だからどんなに良いアイディアや気づきも宝の持ち腐れになってしまいます。
コンサルティングするときは、そこ(推進能力のある/なし)をとても大事に
見極めようと努めています。

だから誤解を恐れずに極論すれば、多くの団体で必要とされているのは、
良きアドバイス(だけ)をする人ではなくて、戦略アイディアや施策案を
一緒に「動かしてくれる人」です。「重い荷物を一緒に背負ってくれる人」です。

「旅の仕方を教えてくれるアドバイザー」ではなくて、「重い荷物を一緒に
背負ってくれる仲間」。そういう人がいればどれだけ心強いことか。
リーダーも恐らく2倍3倍輝くことでしょう。

そしてもっと究極のリーダー心理をいうと、「同じ気持ちでいてくれる仲間」を
最も欲しているのかもしれません。

私の大好きなMr.Childrenの「GIFT」という曲の歌詞に、
「知らぬ間に増えていった荷物も まだなんとか背負っていけるから
君の分まで持つよ だからそばにいてよ それだけで心は軽くなる」
という一節があります。

同じ温度で一緒に活動できる仲間ほど貴重で大事なものはないかもしれません。
「それだけで心は軽くなる」。
そこのマネジメントを支援していきたいです。

(代表 呉哲煥)

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