コラム「自分自身の成長は、あえて振り返らないと実感できない」

いよいよ2013年も年末となり、寒さも厳しくなってまいりました。
そろそろなんとなく一年間を振り返るムードになりますが、
皆さまの組織・チームでは「振り返りミーティング」は行っていますか?

人間、何歳になっても成長を続ける生き物だと思っています。
今までの経験や周囲の人脈を力にして、
目の前のことに真剣に向き合い、
ひとつずつ壁を乗り越えていくことを怠らなければ。

しかし、「自分は成長した!」と実感することはなかなか難しいものです。
過去の自分と今の自分を比較する機会はあまりありませんし、
日常で「自己」に目が向くときは、
多くはネガティブになっている場面だったりしますね。
(元来がネガティブな人間である私なんかは特にそうです 笑)

自分自身の成長は、あえて振り返らないと実感できないものです。
年末のムードにかこつけて、
組織・チーム内で「振り返りミーティング」をしてみましょう。

主体的に、やりたいことをやっているコミュニティであればこそ、
メンバーそれぞれが必ず成長しているはずです。
自分の成長と仲間の成長を、チーム内で言い合ってみると良いでしょう。
周囲に与えた良い影響、身につけたスキル、達成できた成果。
自分と仲間とチームが確かに前に進んでいることを確認してみましょう。

思っているよりも仲間は自分の良いところを見てくれていますし、
思っているよりも自分は仲間の良いところに気づいているものです。
自己承認と他者承認を相互に高めることは、
組織・チームのムードを良くしてくれて、
さらに関係性の良い、生産性の高い状態に導いてくれるはずです。

(コンサルタント 五井渕 利明)

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