コラム「子育ての秘訣は「自分をちゃんと生きること」」

こんにちは、代表の呉です。

「呉さんが子育てで大事にしていることは何ですか?」
と最近聞かれることが良くあります。
自分でいうのも大変おこがましいですが、なかなか良い子に
育っているように思います。^^

子育ての秘訣。
それは一言でいうと「自分をちゃんと生きる」ことだと思っています。
自分が仕事に対してどう思っているか。
自分が他者に対してどう思っているか。
(父、母、兄弟、妻、上司、同僚、部下、クライアント、友達、など)
自分が人生に対してどう思っているか。

そこと向き合って、努力や修練も含めて、どう生きているか。
よりポジティブに言えば、どう肯定して生きているか。

その本質さえ外さなければ、あとはこわいものはありません。
子育ては本当にいろいろいろいろいろいろいろいろありますが、
究極のよりどころはここになります。
親といる時間が長い子どもは、どうしても親の影響を大きく受けますし、
親の部分的なところではなく、全体から影響を受けると思います。

これはなかなかつらい問いです。
私もいまだに父に素直になれないし、大学時代の友達と疎遠になって
いたりして、反省ばかりです。
父や友達への対応・大切にする具合も息子には見られているし、伝わってしまいます。
でもこの問いと向き合って努力・修練を重ねるしかありません。これが本質ですから。

だから、子どもにベクトルを向けそうになったときには、
「あぶない、あぶない、自分だ」と言って自分にベクトルを向けるようにします。
部下にベクトルを向けそうになったときには、
「あぶない、あぶない、自分だ」と言って自分にベクトルを向けるようにします。
環境のせいにしたくなったときには、
「あぶない、あぶない、自分だ」と言って自分にベクトルを向けるようにします。

叱らなくてはいけない場面や環境・構造を冷静に分析しなくては
ならないこともあり、各論ではいろいろとケースバイケースですが、
本質は「自分」です。
「自分がどう生きているか」「自分をちゃんと生きているか」、
それが一番の影響力の源泉なのです。
これが究極の「教育の本質」だと思っています。

私は「子どもたちを良くしたい」と思うならば、「大人たちが良くなること」が
有効だとひそかに思っています。
かなり間接的で遠回りなアプローチですが、今の社会を「コミュニティ社会」(※)に
していくことで、輝く大人が増えて、それによって輝く子どもが増えることを
つくっていきたいと思っています。

※コミュニティ社会・・・例えば、多くの人に「居場所」がある。「仲間」がいる。
まわりの人と相互作用し合いながら頼り合って生きている人が多い。
「愛着を感じるコミュニティ」と「気の合う仲間・つながり」が
あるから、幸福感が高いし、ストレスにも強い。
「自己肯定感」と「存在意義実感」が高く、イキイキしている。

(代表 呉 哲煥)

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